自社で製造体制を確立していない限り、信頼できるサードパーティのサプライヤーが必要になるでしょう。
サプライヤーを見つける最良の方法の一つが、オンラインマーケットプレイスの活用です。これらは小売業者やECマーチャントといった買い手と、メーカー、卸売業者、流通業者を結びつけるために設計されたプラットフォームです。
オンラインで商品を調達する際に最も人気のあるマーケットプレイスが、アリババグループが運営するアリババ(Alibaba)とアリエクスプレス(AliExpress)です。同じ商品が両方のプラットフォームに掲載されていることもあります。
大量の在庫を調達する場合でも、ドロップシッピングサプライヤーを探す場合でも、AliExpressとアリババの仕組み、両者の比較、そしてそれぞれのオンラインマーケットプレイスがECビジネスにどのようなメリットをもたらすかを理解しておきましょう。
Shopifyユーザー向けの商品調達オプションには、Collectiveもあります。これは販売者と他のShopifyブランドを結びつけるサプライヤーネットワークです。
AliExpressとは
AliExpressは、アリババグループが運営するB2C(企業対消費者)型のECプラットフォームです。主に中国を拠点とする数千のサプライヤーから、数百万点もの商品が出品されています。美容製品、おもちゃ、靴、ペット用品、家電製品などが人気カテゴリーです。
ECビジネスを運営している場合、AliExpressの出品者になることも、プラットフォーム上の数千の大規模メーカーから商品を調達することも可能です。
また、AliExpressのドロップシッピングポータルを利用して商品を検索・調査・購入し、ドロップシッピングビジネスのサプライヤーを見つけることもできます。
顧客があなたのストアで商品を購入すると、その注文は直接サプライヤーに送られ、サプライヤーがピッキング、梱包、発送を行って注文を処理します。
これらの注文には海外配送が伴うことが多いため、AliExpressの配送期間は配送方法と目的地によって1日から50日の幅があります。買い手はプラットフォームの利用料を支払う必要はありませんが、販売者は商品カテゴリーに応じて5%から8%の手数料を支払います。
アリババとは
アリババは、商品を製造する企業と在庫を必要とする企業を結びつけるB2B(企業間取引)型の卸売マーケットプレイスです。
アリババは上場企業であるアリババグループによって運営されており、同グループはAliExpress、Tmall(B2C)、Taobao(C2C)などの他のマーケットプレイスも所有しています。
アリババには、AliExpressと同様の商品カテゴリー(家電製品や美容製品など)が多数ありますが、金属、プラスチック、繊維などの原材料も扱っており、これらも主に中国を拠点とするサプライヤーから調達されています。
大量在庫の取引以外にも、アリババは専用のドロップシッピングポータルを提供しており、マーチャント向けに注文処理サービスを提供するサプライヤーの商品が掲載されています。
ドロップシッピングポータルを通じてサプライヤーを調査し、オンラインストアに商品をインポートできます。顧客が注文すると、アリババは自動的にその情報をサプライヤーに送信し、注文処理が行われます。
配送には通常、目的地と配送方法によって5日から40日かかります。アリババマーケットプレイスは買い手にとって無料で、サプライヤーは月額166ドル(約26,400円)から利用でき、販売手数料は課されません。
AliExpressとアリババの違い
アリババもAliExpressも、ECマーチャントのオンラインビジネス向けに商品を調達するプラットフォームとして機能しますが、それぞれ異なる役割を持ち、独自の特徴があります。
マーケットプレイスの種類
アリババが卸売在庫の大量注文に焦点を当てているのに対し、AliExpressは消費者向けで、ネックレス、財布、スマホケースなど1点からの少量購入も可能です。一方、アリババはより充実したB2B機能を備えており、自社製品を生産したい小売業者やマーチャント向けに原材料や産業機械も供給できます。
例えば、アパレル企業はアリババ上で繊維などの原材料やミシンなどの産業機械を購入できます。対照的に、ECマーチャントはAliExpressを利用して、ドロップシッピング経由で低コストのアパレルをストアに組み込むことができます。
最小注文数量
アリババの多くの商品には最小注文数量(MOQ: Minimum Order Quantity)が設定されています。これは、買い手が特定の卸売商品を注文できる最小数量の要件です。
例えば、Tシャツを販売するサプライヤーがMOQを200に設定している場合、小売業者はそのサプライヤーと取引するために少なくとも200枚のTシャツを注文する必要があります。一方、AliExpressには最小注文数量の要件がありません。
価格交渉
アリババ上の一部の大量在庫サプライヤーは固定の卸売価格を設定していますが、交渉を許可しているサプライヤーもいます。アリババでは、買い手がプラットフォーム上でサプライヤーに直接連絡して価格交渉を行い、支払いを完了できます。
一方、AliExpressの価格は、プロモーションや割引コードを除いて固定されています。
購入者保護
アリババはTrade Assurance(取引保証)という注文保護プログラムを提供しています。これには、配送確認まで支払いがサプライヤーに保留される仕組み、時間通りの配送保証、配送漏れ、誤った注文、破損した商品に対して顧客が返金を請求できる返金ポリシーが含まれます。
AliExpressはTrade Assuranceを提供していませんが、配送後15日以内に返金申請を提出できる買い手保護制度は用意されています。
配送
アリババは通常、サプライヤーが大量在庫を倉庫に輸送することを伴うため、出荷には海上輸送または航空輸送が必要となり、到着まで数日から数週間かかることがあります。
AliExpressは、平均配送期間が15日から45日の標準配送や、数日から1週間で配送が完了するプレミアム配送など、さまざまな配送オプションを提供しています。AliExpressはFedExやDHLなどのさまざまな配送会社と提携して、顧客に直接商品を配送します。
AliExpressを使うメリット
AliExpressは、ドロップシッパーがビジネス向けに商品を調達するために利用する人気のマーケットプレイスです。多くの人がAliExpressを利用する理由をいくつか紹介します。
- 使いやすさ:AliExpressはECストアと迅速に連携できるように設計されており、オンラインストアを通じて行われた注文を自動的に処理します。
- 国際販売:AliExpressは18言語、世界220の国と地域で利用可能で、国際市場への拡大を目指すドロップシッピングの選択肢となります。
- 既存のオーディエンス:AliExpressはB2Cマーケットプレイスであるため、プラットフォームには既存のウェブトラフィックがあり、ドロップシッピング企業にとってサプライヤーと販売チャネルの両方の役割を果たすことができます。
- 価格設定とプロモーションツール:AliExpressでは、販売者が価格を設定し、割引コードを提供し、フラッシュセールを実施できます。
アリババを使うメリット
アリババは、ドロップシッピングマーチャントよりも、小売店やオンラインストア向けに在庫を調達する必要があるマーチャントに最適なプラットフォームです。このプラットフォームを選択するマーチャントにとっての主なメリットをいくつか紹介します。
- 競争力のある価格:アリババは、卸売ビジネス、直接メーカー、在庫を確保する必要があるマーチャント向けに大量割引を提供しており、一部のドロップシッピング商品についても競争力のある価格を提供しています。
- 幅広いサプライヤー:アリババは約5,900の商品カテゴリーで280万以上のサプライヤーと提携しています。
- 保護制度:アリババのTrade Assuranceプログラムは対象商品に適用され、買い手に注文が時間通りに良好な状態で到着するという確実性を提供します。そうでない場合は返金を請求できます。
- 中小企業も利用可能:アリババには、他の卸売マーケットプレイスと比較して比較的低い最小注文数量(50個や100個程度)を提供するサプライヤーが含まれており、中小企業がより限定的な卸売在庫の注文を行い、必要に応じて注文を拡大できます。
AliExpressとアリババの違いに関するよくある質問
AliExpressとアリババ、どちらが優れていますか?
EC企業のニーズによって異なります。再販用の大量在庫が必要な場合はアリババが適していますが、AliExpressはドロップシッパーがAliExpressプラットフォームを通じて商品を調達し、消費者に販売するのに役立ちます。
AliExpressを使用するデメリットは何ですか?
AliExpressは、Shopify Collectiveのような他のマーケットプレイスのサプライヤーと比較すると、配送時間がかなり長くなります。Shopify Collectiveは、より迅速な配送と高品質な商品を提供する審査済みのShopifyブランドとあなたを結びつけます。
さらに、AliExpressで購入した商品には品質上の問題がある場合があり、最終的にはプラットフォーム上で見つけたサプライヤーの品質と正当性を審査するのは買い手の責任となります。
アリババを使用するデメリットは何ですか?
アリババでの購入は一般的に安全ですが、詐欺グループによる支払い詐欺のリスクや、一部のサプライヤーの品質問題のリスクは依然として存在します。
アリババは卸売在庫を優先しているため、ドロップシッパーはドロップシッピング向けに設計された他のマーケットプレイスで、より迅速で信頼性の高いドロップシッピングソリューションを見つけることができます。




