「ブランドアンバサダー」と聞くと、ルイ・ヴィトンのキャンペーンに登場するゼンデイヤや、スニーカーのCMで数億円規模の契約を結ぶアスリートを思い浮かべる人が多いかもしれません。こうした有名人による推薦こそが、ブランドアンバサダーの一般的なイメージと言えます。しかし、ブランドアンバサダーは必ずしも芸能人や有名人とは限りません。
インフルエンサーマーケティングによる売上高は、2025年には世界中で330億ドル(約5兆円)近くに達すると概算されました。インフルエンサーマーケティング業界は急成長を遂げており、その流れの中でブランドアンバサダーの需要も高まっています。
ここで知っておいてほしいのは、ブランドアンバサダーとして成功するのに、何百万人ものフォロワーを持つ必要はないということです。実際、ある調査では、全アンバサダーのうち14%がブランドへの影響の80%を生み出していることがわかっています。つまり、あなたにも十分チャンスがあります。この記事では、ブランドアンバサダーになるためのさまざまなポジショニング方法や、ブランドとのつながり方、収益化の方法について詳しく解説します。
ブランドアンバサダーとは?
ブランドアンバサダーとは、企業の認知度や売上の向上を目的に、企業やその商品・サービスを好意的に発信する人のことです。報酬が発生する場合もあれば、無償で活動する場合もあります。アンバサダーは、その行動や発信を通じてブランドの価値観やアイデンティティを体現します。
たとえば、GoProのブランドアンバサダープログラムは、冒険や創造性を重視しているのが特徴です。アンバサダーはGoProの最新機器を受け取り、自身が作成したコンテンツをGoProの公式チャンネルで紹介し、リアルな体験をそのままマーケティングにつなげています。
✨インスピレーション事例:Solgaardは、トラベル・ライフスタイルブランドとして、「商品の売上げごとに海洋プラスチックを回収する」という明確なミッションを軸にアンバサダープログラムを構築しました。アフィリエイトリンクや割引コードの発行、コミッションの一元管理など、クリエイターがプログラムに参加しやすい仕組みを整えています。その結果、わずか6か月でSolgaardのアンバサダーが生み出した売上は5万ドルを突破し、前月比287%という大幅な成長を達成しました。
ブランドアンバサダーとインフルエンサーの違い
アンバサダーもインフルエンサーもSNSプラットフォームを活用してブランドの商品を宣伝しますが、その関係性や活動期間、コンテンツの目的に違いがあります。
- ブランドアンバサダーは、時間をかけてポジティブな口コミを広げる存在:青いチェックマークや6桁のフォロワー数がなくても問題ありません。専門分野で信頼されている人や、従業員・パートナー・ブランドを信頼し継続的に応援する熱心な顧客など、さまざまな人がアンバサダーとして活躍しています。
- インフルエンサーは、すでに注目を集めているフォロワーや視聴者向けにコンテンツを制作:Instagram、YouTube、TikTokなどで、スポンサー投稿やキャンペーンを通じて商品を宣伝するのが一般的です。#adや#sponsoredのタグで検索すれば実例が見つかりますが、その多くは短期間の有料プロモーションです。
以下は、ブランドアンバサダーとインフルエンサーの比較です。
| ブランドアンバサダー | インフルエンサー | |
|---|---|---|
| 役割の期間 | 長期(数か月~数年) | 短期間、キャンペーンごとの活動 |
| コンテンツタイプ | 定期的な紹介や、製品を実際に使って発信する投稿など | スポンサー投稿、製品レビュー、開封動画など |
| 報酬 | 商品の無料提供、継続的な報酬や月給 | 1回ごとの報酬や、アフィリエイト報酬 |
| 関係の深さ | ブランドの「応援団」として長く深く関わる | その都度の依頼に応じて、単発でプロモーションを行う |
| オーディエンスからの信頼 | 継続した発信や誠実さによる信頼感が重視される | フォロワー数や影響力の大きさで信頼を集める |
ブランドアンバサダーとしてのキャリアの歩み方
ほとんどのブランドアンバサダーは、小さな活動からキャリアをスタートさせます。たとえば、イベントでサンプルを配ったり、SNSで商品を紹介したり、店舗でブランドの魅力を伝える役割を担うなど、まずは地道な活動が中心です。
実績を重ねていくと、シニアブランドアンバサダーとして活躍する道も開けます。新しいアンバサダーの指導や、プロモーションキャンペーンの運営、ブランド活性化の中心的な役割を担うようになります。
さらに、そこから本格的なマーケティング業界へステップアップすることも可能です。多くのアンバサダーが、ブランドマネージャーやイベントマーケティングマネージャーなどの役職に就いています。十分な経験を積めば、ブランドマーケティングディレクターなど、ブランド戦略の最前線で活躍できるポジションも目指せます。
また、まったく別の道を選ぶ人もいます。それは、自分自身のブランドを築き上げ、そこで得た影響力を活かして、収益性の高いパートナーシップをつくる方法です。特に成功しているアンバサダーの中には、このように個人で大きな影響力を持ち、企業と対等にパートナーシップを結ぶ人もいます。
ミシェル・シュローダー・ガードナーは、ブランドアンバサダーからキャリアを築いた代表的な例です。彼女は副業として「Making Sense of Cents」という個人金融ブログを始め、今ではスポンサードパートナーシップによって月平均2万ドル(約310万円)を稼いでいます。
報酬モデルと収入の期待値
2025年のZipRecruiterの記事によると、米国におけるブランドアンバサダーの平均給与は時給約20.21ドル(約3,100円)、年収に換算すると約42,000ドル(約650万円)となっています。これは副業から本格的なキャリアへとシフトする際の目安といえるでしょう。
ただし、これはあくまで平均値です。Launchmetricsのレポート「Brand Ambassador
Marketing 2025」(英語)によれば、34%の企業がアンバサダーに年間50万ドル(約7,800万円)以上を支払っています。
以下は、報酬の具体的な内容です。商品の無料提供から数十万ドル(約千万円)規模の大型契約まで、さまざまなモデルが存在します。
| 報酬モデル | 典型的な構造と報酬範囲 | この方法を採用しているブランド例 |
|---|---|---|
| 商品と特典 | 商品の無料提供や割引、先行販売へのアクセスなど。初心者やマイクロアンバサダーによくあるケース。 | GoPro、Lululemon |
| 固定料金(投稿/イベント単価) | キャンペーンまたは投稿ごとに150〜200,000ドル(約2万円〜3,100万円) | Nike、Adidas、Sephora |
| 月給/リテイナー | 月額600〜80,000ドル(約9万円〜1,240万円) | Red Bull、Lululemon |
| アフィリエイト/コミッションボーナス | 売上の5%〜25% | Gymshark、MyProtein |
| 株式取引 | 企業の評価に応じた株式またはストックオプション | 初期段階のスタートアップ企業、Red Bull、Gymshark、テック企業 |
| 商品ギフト | 毎月100〜12,000ドル(約1万5千円〜190万円)相当の商品を提供 | Fenty Beauty、Tarte、I Dew Care |
| イベント出演 | イベントごとに250〜18,000ドル(約4万円〜280万円) | Sony、Nike、Adidas |
| パフォーマンスベース | 10%〜20%の紹介コミッション | Glossier |
大学キャンパスでRed Bullを宣伝する学生アンバサダーと、Nikeの広告塔として活躍するプロアスリート。どちらも「ブランドアンバサダー」という肩書きを持っていますが、その収入には大きな差があります。
ブランドアンバサダーの報酬に差が生まれる主な理由は次の通りです。
- 経験:はじめてアンバサダーを務める場合、まだ信頼性を証明する段階にあるため、ブランド側もリスクを抑えがちです。報酬は商品の無料提供や少額の手当、あるいは1投稿につき200ドル(約3万円)などからスタートすることが一般的です。
- プラットフォーム:InstagramやTikTokは、手軽にリーチを広げたりエンゲージメントを得たりできるため、初心者から中堅アンバサダーによく使われます。その一方で、コンテンツが短く一時的なものが多いため、1投稿あたりの報酬は比較的低くなります。
- 業界:ファッションや美容業界は、商品サンプルの配布が売上アップに直結しやすく、また利益率も高いため、商品の無料提供や特典が中心になる傾向があります。一方、テックやフィットネス業界では、ソフトウェアや高額な機器など、より高価値な商品を扱うため、月給や継続的な報酬が選ばれることが多いです。アンバサダー経由で1件成約するだけで、数千ドル(数十万円)の報酬が正当化されるケースもあります。さらにラグジュアリーブランドでは、報酬を特別感やイメージ戦略と密接に結び付ける傾向があり、たとえばルイ・ヴィトンのキャンペーンに起用されるアンバサダー(例:ゼンデイヤ)は、数百万ドル(数億円)規模の契約を結ぶこともあります。
要するに、ブランドは、あなたがブランドアンバサダーとして生み出す価値や、ブランドにもたらす安心感(リスクの軽減)に応じて報酬を支払います。
ブランドアンバサダーになることのメリット・デメリット
ブランドアンバサダーとして活動することは、大きな責任を伴います。契約に同意する前に、ブランドと長期的なパートナーシップを結ぶことのメリットとデメリットをしっかり確認しましょう。
ブランドアンバサダーになることのメリット
- 安定した収入:ブランドアンバサダーは、スキルや実績のある人にとって収入を得る良い方法です。ブランドとの継続的なパートナーシップを結ぶことで、安定した収入源が確保でき、収益化を探る手間がなくなります。
- 知名度の向上:自分自身の知名度や影響力を高めたい場合、ブランドアンバサダーは魅力的な選択肢です。有名ブランドと提携することで、より幅広いオーディエンスに自分を知ってもらう機会が得られます。
- ネットワークの拡大:ブランドアンバサダープログラムに参加すると、イベントなどで他のアンバサダーやブランド担当者と知り合うチャンスが生まれ、仕事の人脈を広げることができます。
- 専門的な成長:ブランドとの協業を通じて、コンテンツ制作だけでなく、マーケティングやデータ分析などのスキルも身につきます。企業がどのようにリードを生み出し、認知度を高めるかを現場で学ぶことができます。
- 商品割引や特典:現金報酬に加えて、ブランドアンバサダーは限定割引や商品の無料提供を受けられることも多いです。
ブランドアンバサダーになることのデメリット
- 評判リスク:ブランドアンバサダーになると、自分自身がその企業と強く結びつけられます。企業が不祥事を起こしたり、PR上のトラブルに巻き込まれたりすると、自分の評判にも影響が及ぶ可能性があります。
- 時間的な負担:イベントへの参加や、ブランドを紹介するためのコンテンツ作成など、まとまった時間を確保する必要があります。ブランドアンバサダーとして活動することで、自分のコンテンツ制作や他の仕事に使える時間が減ってしまうこともあります。
- コンテンツの自由度が下がる:多くのブランドは、アンバサダーに自社製品を取り上げ、ブランドガイドラインに沿ったコンテンツ制作を求めます。そのため、普段の自然な投稿とはトーンが変わりやすく、ブランド関連の投稿が多くなりすぎるとフォロワーに不自然な印象を与えたり、エンゲージメントが下がったりすることもあります。
- 報酬の安定性が低い:ブランドアンバサダーとして大きな収入を得る人もいますが、報酬は多くの場合パフォーマンスに左右されます。フォロワーの反応や商品の売れ行きによって、期待したほど収入が得られないケースもあります。
ブランドアンバサダーになる方法
ブランドアンバサダーの役割に興味がある方は、ぜひ以下のステップを参考に、ブランドが注目したくなるような魅力的なソーシャルメディアアカウントを作ってみましょう。
1. 発信スタイルを磨く
まずはオンライン上で自分らしいパーソナルブランドを作り上げましょう。特定のテーマや分野に絞ったニッチな情報を発信し、専門性のあるコンテンツを投稿することで、あなたのアカウントがブランドにとって魅力的な存在になります。自分の得意分野や好きなことが、ブランドのターゲットオーディエンスと重なっていれば、ブランドアンバサダーとしても自然にフィットするでしょう。
たとえば料理が好きなら、レシピへの情熱を発信して「フードインフルエンサー」としての権威を高めていくのもひとつの方法です。その分野で信頼を得られれば、調理器具ブランドなどとブランドアンバサダー契約ができる可能性が高まります。
2. オンラインコミュニティを育てる
企業は、熱心で活発なフォロワーを持つパートナーを求めています。フォロワーとの信頼関係が強ければ強いほど、あなたの発信が購入行動に与える影響も大きくなります。
そのためには、SNSで質の高いコンテンツを継続的に投稿しましょう。SNSコンテンツカレンダーを作成して、定期的に更新する習慣をつけるのがおすすめです。頻繁な投稿はフォロワー獲得につながり、フォロワーが増えるほどブランドからのパートナー依頼や報酬アップのチャンスも広がります。ブランドアンバサダーの報酬は、オーディエンスの規模によって決まる場合が多いので、フォロワー数を増やすことは収入アップにも直結します。
3. エンゲージメントを高める
いいねやコメントが集まるような「本音」のコンテンツを意識して投稿しましょう。フォロワーに質問したり、フィードバックを求めたりすることで自然なやり取りを生み出せます。また、他のアカウントの投稿にも積極的にコメントして、自分の存在感を高めましょう。他のインフルエンサーをフォローし、交流することで、相互にエンゲージメントを高める効果も期待できます。
企業はフォロワーにしっかり影響を与えられるブランドアンバサダーを求めています。高いエンゲージメント率は、あなたのオーディエンスがあなたの発信に関心を持ち、熱心に見てくれている証拠となります。
4. 他のインフルエンサーとつながる
自分のオンライン上の個性や方向性が定まってきたら、同じ分野で活動している他のインフルエンサーと交流を深めてみましょう。関係を築くことで、将来的なコラボ企画やコンテンツパートナーシップにつながることもあります。尊敬するクリエイターとのコラボは、両方のファン層にリーチできる良いチャンスです。さらに、他のインフルエンサーからブランド選びの体験談や、ブランドアンバサダーとして成功するコツを聞けるのも大きなメリットです。
5. インフルエンサーキットを用意する
これはクリエイターとしての「履歴書」のようなものです。インフルエンサーメディアキットは、ブランドに自分を知ってもらうための1〜2ページのプロフィール資料です。見やすいデザインに、フォロワー数やエンゲージメント率などの実績データ、自分の強みや人柄が伝わるストーリーを盛り込みましょう。
💡プロのヒント:Canvaには、無料で使えるインフルエンサーメディアキットのテンプレートが多数そろっています。必要な情報を入力するだけで、簡単にプロ仕様のメディアキットを作成できます。
作成の参考になるチェックリストをまとめました。このリストを元に、自分らしいインフルエンサーメディアキットを作成してみましょう。
- 自分について:簡単な経歴や、クリエイターとしての自分の特徴・強み
- 活動しているプラットフォーム:Instagram、TikTok、YouTube、Twitchなど
- オーディエンスの属性:フォロワーの年齢、居住地、性別、興味・関心
- エンゲージメント実績:平均いいね数、コメント数、シェア数、再生回数など
- フォロワー数:プラットフォームごとの合計。成長率が高ければ、その数字も。
- パートナーシップの実績:過去に協力したブランドやスポンサー投稿、コラボの事例
- 主な成果:バズった投稿、実績のあるキャンペーン、具体的な成功例
- 連絡先:メールアドレス、SNSのリンクなど、ブランドがコンタクトをとれる方法
6. ブランドをリサーチする
パートナーシップを結ぶ前に、しっかりと下調べをしましょう。
まずは、専用のブランドアンバサダーネットワークをチェックするのがおすすめです。以下のような人気プラットフォームがあります(すべて英語)。
- Aspire.io:クリエイターとDTC(直接消費者向け)ブランドをマッチングするプラットフォーム。
- Brandbassador:ライフスタイル、ファッション、美容分野のアンバサダー案件が集まるハブ。
- Upfluence:さまざまなブランドキャンペーンにアクセスできるインフルエンサーマーケティングソフトウェア。
- Impact:アフィリエイト型パートナーシップに強く、テック系や小売ブランドによく利用されている。
- IZEA:有料キャンペーンリストが豊富で、最も長い歴史を持つインフルエンサー/アンバサダーネットワークのひとつ。
また、求人掲示板でもブランドアンバサダーの募集情報にアンテナを張っておきましょう。ブランドアンバサダーの求人に応募することで、最初のきっかけをつかむことができるかもしれません。
チャンスを見つけたら、さらに深く調べてみましょう。
- ブランドをリサーチする:顧客レビューを確認し、SNSでの評判をチェックしましょう。自分がそのブランドについて誇りを持って紹介できるか考えてみてください。
- 商品を試してみる:実際に使ったことがない商品をおすすめするのは避けましょう。たとえ無料でも、本当に良いと感じたものだけを紹介することで、オーディエンスからの信頼を守ることができます。
- ブランドの価値観を確認する:自分の価値観や倫理観と合うブランドかどうかも大切なポイントです。自分の評判や信頼に関わるので、納得できるブランドとだけパートナーシップを結びましょう。
💡プロのヒント:気になるブランドをSNSでフォローし、投稿の際はブランドのアカウントをタグ付けしましょう。また、ロイヤルティプログラムやアンバサダー募集ページにも積極的に参加してみてください。実際にそのブランドを応援している様子や、自分の熱意が伝わるコンテンツを持っていれば、応募や提案時にも“ブランドにふさわしい存在”であることをしっかりアピールできます。。
7. 仕事につながるネットワークを築く
良質なアンバサダープログラムを持つブランドは、あなたがプロとして信頼でき、一緒に仕事がしやすい人物かどうかを重視します。そのため、積極的なアウトリーチやネットワーク作りが重要です。
連絡先のネットワークを広げるためのポイントは次のとおりです。
- 関連プラットフォームでつながる:ブランドマネージャーとはLinkedIn、SNS担当者にはInstagramやTikTokのDM、またはAspire.ioなどクリエイタープラットフォームを活用しましょう。
- まずは積極的に交流する:いきなりDMを送る前に、ブランドの投稿にコメントしたり、自分の投稿でタグ付けしたり、キャンペーン情報をシェアするなど、自然な形で関わりましょう。
- やりとりを記録する:どのブランドに連絡したか、誰と話したか、今後のアクションプランなどをリストで管理しておくと効率的です。
使えるアウトリーチ文例
1. ウォームDM(Instagram/TikTok):
こんにちは、[ブランド名]さん。私は[Xか月/年]前から[特定の商品]を使っていて、[気に入っているポイント・効果]がとても気に入っています。もしブランドアンバサダーとしてご一緒できたら、私の[X人のフォロワー/オーディエンス属性]に実体験を発信したいと考えています。この件についてお話できるご担当の方をご紹介いただけますか?
2. コールドメール(ブランドマネージャー/PR連絡先):
件名:ブランドアンバサダーのご提案 — [あなたの名前]
[担当者名]様
はじめまして。私は[Xか月/年]ほど[ブランド商品]を愛用している[クリエイターの肩書き・ジャンル]です。私のフォロワーは[X人]で、主に[オーディエンス属性]が中心。貴社のターゲットとも重なっています。
ぜひ[ブランド名]様とアンバサダーとしてコラボしたいと考え、メールいたしました。
ご参考までに、私のメディアキット([リンク/PDFなど])も添付しています。
ご検討いただけますと幸いです。ご返信お待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
[あなたの名前]
ブランドアンバサダーの主要業界
すべての分野が同じようにアンバサダーを雇用したり、報酬を支払ったりしているわけではありません。主な業界と、その特徴、報酬の傾向をまとめました。
- 美容・スキンケア:無料サンプルの提供が売上につながりやすく、利益率が高いため、気前の良いギフトやアフィリエイト報酬を用意できる業界です。アフィリエイトプログラムでは、売上ごとに最大50%が支払われるケースもあります。
- ファッション・アパレル:常に新しいコレクションが登場するため、アンバサダーへの安定した需要があります。報酬には、売上の約10〜15%のアフィリエイト報酬や、投稿・イベントごとのキャンペーン報酬が含まれます。
- フィットネス・ウェルネス:商品の無料提供、アフィリエイト報酬、シーズンごとのボーナスなどの組み合わせが一般的です。イベントやフィールドワークの場合は、時給で支払われることも多く、米国では平均時給20〜30ドル(約3,000〜4,700円)となっています。
- テック・SaaS(ソフトウェア):1件の成約が数百〜数千ドルの価値になることが多いため、アンバサダーには月額報酬や給与制が選ばれることが多いです。Glassdoorによれば、米国のテックアンバサダーの平均年収は約68,000ドル(約1,050万円)、多くが51,000〜92,000ドル(約790万〜1,420万円)の範囲です。
- 旅行・ホスピタリティ:体験そのものを“見せる”ことが売上につながるため、アンバサダーが重宝される分野です。報酬は、投稿ごとの支払いに加え、フライト・宿泊・アクティビティなどスポンサード旅行が含まれることもあります。最近のデータでは、旅行系インフルエンサーは1投稿あたり平均200ドル(約3万円)程度が相場です。
法的要件とFTCガイドライン
以下は米国における事例です。日本で活動する場合は、国内のルールやガイドラインもあわせてご確認ください。
ブランドアンバサダーとして、報酬(現金・商品・旅行・アフィリエイト報酬・割引など)を受け取る場合、それはブランドとの「重要なつながり」とみなされます。米国連邦取引委員会(FTC)は、こうした関係について「明確かつ目立つ形で開示する」ことを求めています。きちんと開示することで、フォロワーとの信頼関係を守り、ブランドからの長期的なパートナーシップにつながる可能性も高まります。
このFTCガイドラインは2023年6月に最新版が公開され、SNSやバーチャルインフルエンサー、AI生成コンテンツなど新しいマーケティング手法にも対応した内容に見直されています。
米国でのスポンサー投稿・PR表記の主なポイント
- 開示が必要な場面:オーディエンスが「あなたとブランドの間に経済的つながり(有償・ギフト・アフィリエイト・従業員・家族関係など)」を自力で判断できない場合は、必ず開示が必要です。「見ればわかるはず」と思い込まないようにしましょう。
- 開示の方法:見逃されにくく、わかりやすい場所に開示しましょう。たとえば「#ad」や「#PR」などをキャプションの冒頭や目立つ部分に表示し、プロフィールや折りたたみ部分にだけ記載するのは避けます。動画なら、動画内に音声または画面テキストで分かりやすく表示を。ライブ配信では途中参加者にもわかるよう、定期的に開示しましょう。アフィリエイトリンクは「このリンクから購入されると私にコミッションが入ります」と明示します。
- してはいけないこと:#spや#sponのような曖昧なタグ、小さすぎるテキスト、長文キャプションの最後にだけ表示、すぐに消えてしまう一時的な開示などはNGです。また、根拠のない商品主張もしないようにしましょう。違反した場合、あなたと広告主の両方が責任を問われる可能性があります。
CTA Box:
ブランドアンバサダーになる方法に関するよくある質問
ブランドアンバサダーになるには何が必要ですか?
ブランドアンバサダーには、強いオンラインでの存在感、優れたコミュニケーション能力、そして目を引くコンテンツを作り出すスキルが求められます
ブランドアンバサダーはどのように選ばれますか?
ブランドは、すでに自社の価値観やターゲット層にマッチしている人を重視します。本当にそのブランドが好きな顧客や、エンゲージメントの高いコミュニティを持つニッチなクリエイター、ブランドイメージに合う有名人などが選ばれます。フォロワー数以上に、信頼性・一貫性・ブランドとの相性が重要です。
ブランドアンバサダーは通常どのような報酬モデルで働きますか?
報酬は、経験や業界によって異なります。一般的には、商品の無料提供、特典、アフィリエイト報酬、キャンペーンごとの固定報酬、月額報酬や長期契約の給与などさまざまです。上位プログラムでは、基本報酬にパフォーマンスボーナスを加えるケースも多いです。場合モデルを組み合わせます。例えば、基本リテイナーにパフォーマンスボーナスを加えたものです。
ブランドアンバサダーの活動にはどのくらいの時間が必要ですか?
必要な時間はさまざまです。初心者の場合、投稿作成やイベント参加、紹介リンクの共有など、月に数時間程度から始めることが多いです。プロやフルタイムのアンバサダーになると、定期的なコンテンツ制作、イベント出演、ブランド代表としての活動など、パートタイム〜フルタイムの仕事になる場合もあります。
ブランドアンバサダーは報酬を受け取れますか?
はい。イベント出演や会議参加などの対面活動で時給報酬を得たり、成果に応じたコミッションを受け取ったりできます。ブランド側は売上をトラッキングできる仕組み(タグや専用クーポンなど)を用意しており、そこからアンバサダーにも利益が分配されます。
ブランドアンバサダーになるのに必要なフォロワー数は?
明確なフォロワー数の基準はありません。多くのブランドは、大量のフォロワーがいてもエンゲージメント率が低い人より、1,000~10,000人のフォロワーでも熱心なコミュニティを持つマイクロインフルエンサーとの協業を好みます。





